グレイズ・アナトミー/Grey’s Anatomyのナレーションで “人間関係” の英語を勉強する。(S1EP2)

グレイズ・アナトミー/Grey’s Anatomyのナレーションで “人間関係” の英語を勉強する。(S1EP2)

グレイズ・アナトミーのナレーションは英語学習にとても向いています。

その理由は以下の3つになります。

グレイズ・アナトミーのナレーションが英語学習に向いている理由

・エピソードの概要がわかる
・英語が分かりやすく、聞き取りやすい
・社会的なメッセージが多い

エピソードの概要がわかる

ナレーションは冒頭と最後にあり、1回45分のエピソードで展開するドラマについて、そのトピックの紹介と結論を説明してくれます。

ナレーションをしっかり理解することで、ドラマ全体への理解も深まり、本編において英語の推測力も鍛えることができます。

英語が分かりやすく、聞き取りやすい

主役のメレディス・グレイの英語はゆっくりめで聞きやすいです。

プラス、ナレーション(会話でなく、一人での語り)という形式上、さらにゆっくり落ち着いた話し方をしているため、とくに海外ドラマ学習の初心者にもたいへん優しい教材です。

社会的なメッセージが多い

ドラマというのは、社会に対するメッセージの表現の一つです。

このナレーションを知ることで、人間として生き方、社会の問題などについての考え方を知ることができます。

そして、それに対する自分の意見を育てていくことで「自分の意見をもつ」という英語の言語特性にも対応できるようになります。

 

以上の理由から、グレイズ・アナトミーのナレーションで英語学習をしていくことをオススメしています。

上記3つの理由とレベル別の勉強法について、以下の記事に詳しくまとめてあります。

興味のある方はご参照ください。

海外ドラマ Grey’s Anatomy(グレイズ・アナトミー)のナレーションが英語学習に最適な3つの理由とレベル別の勉強法。

 

今日はシーズン1の第2話のナレーションをご紹介します。

シーズン1第2話:越えられないライン (The First Cut Is the Deepest)

エピソード概要

このエピソードのテーマは、自分と他人との「距離感」です。

メレディスは、自分のことを多く語らず、同僚たちとも距離を取りたがる性格ですが、このエピソードで同僚たちや担当患者さんとのやりとりを通して、すこし意見が変わります。

まずイントロでは、どういう意見だったのでしょうか。

ナレーション1:イントロ

It’s all about lines.

The finish line at the end of residency.

Waiting in line for a chance at the operating table.

And then there’s the most important line,

A line separating you from the people you work with.

It doesn’t to help to get too familiar.

To make friends, you need boundaries between you and the rest of the world.

Other people are far too messy.

It’s all about lines.

Drawing lines in the sand and praying like hell no one crosses them.

 

簡単に解説します。

It’s all about lines.
人生は「ライン」に満ちている

“all about” は「〜についての全て」が直訳ですが

「総じて(何かというと)○○だ」という意味あいで使います。

 

ここでは「何かにつけて、ラインが大切」というニュアンスです。

なぜか?というのは次からの文で明らかになります。

The finish line at the end of residency.
研修のゴールライン(を目指すこと)

Waiting in line for a chance at the operating table.
オペのチャンスを待って並ぶライン。

And then there’s the most important line,
そして最も重要なのは…

A line separating you from the people you work with.
同僚との間に引くライン。

具体的に、

人生にあるラインを紹介し、

最後に一番重要なものとして「同僚とのライン」を

挙げています。

 

なぜ重要なのかというのは、次に説明されます。

同僚との関係においては、メレディスは

It doesn’t to help to get too familiar.
親しくなりすぎるのは良くない

To make friends, you need boundaries between you and the rest of the world.
友達づくりには、境界線が不可欠。

Other people are far too messy.
他人って、めんどくさいから。

1行目 ”it doesn’t help” は

「役に立たない、良いほうに働かない」というニュアンスです。

 

2行目 “boundaries”は”boundary”の複数形で「境界線」という意味です。

「境界線」という意味の単語は、ほかにline, borderなどがありますが、

それぞれニュアンスが違います。

 

lineは単純に、1本の線が

何かと何かの間にスッとある感じ。

 

borderは

何かを縁取っているものだったり、

何かがどこかへ向かった先の限界を示す線、

というイメージ。

 

boundaryは

ある囲い込まれた場所があって、

その外と内を隔てる境界線

という感じ。

 

どれも「線」という意味で使えるので

このナレーションのように

置き換えに使われることもあります。

 

It’s all about lines.
だから、ラインが大切なの。

Drawing lines in the sand and praying like hell no one crosses them.
砂の上に線を引いたら、あとは誰もそれを超えて来ないよう祈るしかない。

 

冒頭の繰り返し。

 

同僚との関係はめんどうだから、

とにかくラインが必要なんだと

強調して終わってます。

 

どんだけ人嫌いなのか。笑

 

ナレーション2:エンディング

エンディングのナレーションです。

 

メレディスがどう変わったかに

注目しながら聞いてみてください。

 

At some point, you have to make a decision.

Boundaries don’t keep other people out.

They fence you in.

Life is messy.

That’s how we’re made.

So you can waste your life drawing lines or you can live your life crossing them.

But there are some lines that are way too dangerous to cross.

Here’s what I know.

If you’re willing to take the chance, the view from the other side is spectacular.

 

さて解説しますね。

 

At some point, you have to make a decision.
どこかで、覚悟しなきゃいけない。

しょっぱなから、

なんか達観したようです。笑

 

「イントロであんな風に言ったけど、本当はわかってるのよ」

というニュアンスが、伝わってきます。

 

Boundaries don’t keep other people out.
境界線は、他人を追いやるんじゃなくて…

They fence you in.
自分をとじこめる。

1行目 “keep other people out”

“keep ~ out” で「〜を外に置いたままにする」で¥です。

 

つまり、

他人を境界線の外に出したままにする=追いやる

としました。

 

2行目 “They fence you in”

この表現がすごく英語らしいですね。

 

fenceは日本語でもフェンスと言うように

何かカギのかかった「出られない場所」

というニュアンス分かりますよね。

 

つまり、

むやみに線を引くということは、

「他人を追いやって入れなくしているようで、

実は自分が出ていけなくなり、身動きがとれないこと」

というふうにとれます。

 

この2つは、

同じことのようで、違う。

 

さて、そうとわかったからには

自分で自分を苦しめることは、

良くないわねってことで。

 

Life is messy.
人生ってめんどくさい。

That’s how we’re made.
そういう風にできてるの。

So you can waste your life drawing lines or you can live your life crossing them.
だから、線を引き続けたっていいけど、超えて本当の人生を生きるのもアリ。

 

2行目 “That’s how we’re made” は

「私たちは、そうなるように作られている(=そうなる運命だ)」

自分たちではどうにもできないものだと言いたいのです。

 

3行目は、”you can A , or you can B”

「Aしてもいいし、Bしてもいい」ですが

だいたいは2つ以上続いて、

「選ぶのは自由だけど、Bがおすすめ」

という主張のときに使われます。

 

But there are some lines that are way too dangerous to cross.
…例外もあるけどね。

これは言わずもがな。笑

超えない方がいい線だってある。

そりゃそうだ。

 

Here’s what I know.
わかったことは…

If you’re willing to take the chance, the view from the other side is spectacular.
自ら線を超えていったときに見える景色は、サイコウってこと。

“willing to ~” 喜んで〜する。

ここでは、自ら積極的に線を超えることを

意味しています。

 

”the other side” は「線を超えた先=反対側」

ということですね。

 

“spectacular”

余談ですがこの単語の発音、

英語らしくて好きです。

 

しかもメレディスの”Spectacular”の発音が

めちゃくちゃキレイでゆっくりで聞き取りやすいので

ぜひ真似しながらリピートして

発音練習してみてください。

 

これで、誰かが素晴らしい仕事を

してくれたときなんかに、

ひと言「Spectacular!!!!」と

褒めてあげてください。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか。

 

メレディスがこの1話で

人としてどのように成長したかが

この2つのナレーションだけでも

分かりますよね。

 

私はこのエピソードで

boundaryという単語を初めて聞いて

「へぇ、こんあのあるんだ」と

思ったので、記憶に残っています。

 

 

というのは、私もメレディスと同じで

人と距離を取りたがる人間だからかもしれません。笑

 

グレイズに出てくるキャラクターは

どの人も個性豊かでありながら、

人間っぽさがしっかり描かれていて、

誰でもどこかに共感できちゃうんです。

 

それが本当に、このドラマが

長く愛されている所以だなって思います。

 

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