海外ドラマ Grey’s Anatomy/グレイズ・アナトミーのナレーションが英語学習に最適な3つの理由とレベル別勉強法。

海外ドラマ Grey’s Anatomy/グレイズ・アナトミーのナレーションが英語学習に最適な3つの理由とレベル別勉強法。

海外ドラマ Grey’s Anatomy(グレイズ・アナトミー)には、名シーンや名言がたくさんあります。

シーズン14まで続いている人気長寿ドラマですので、その名言の多さといったら数知れず。

そういった名言には素晴らしいメッセージ性があり、どれも英語学習に最適と言えますが、ただの名台詞というだけでは、学習素材としてあまりにランダムになってしまいます。

そこで英語学習の素材としてとてもオススメなのが、各エピソードのイントロとエンディングに放送されるナレーションです。

グレイズ・アナトミーのナレーションが英語学習にもってこいな理由

理由は3つあります。

・エピソードの概要がわかる
・英語が分かりやすく、聞き取りやすい
・社会的なメッセージが多い

では順番にご説明していきます。

エピソードの概要がわかる

このドラマは、毎回ナレーションで始まり、ナレーションで終わります。

イントロで視聴者にそのエピソードのテーマを投げかけ、エンディングで結論や意見が述べられます。

つまりこのナレーション部分がしっかり理解できていると、そのエピソードの内容がとても理解しやすいです。

またエピソードのテーマがしっかり理解できていると、英語がわからなくても、シチュエーションや状況から英語を推測することができます。

そういった推測力は英語学習において見落とされがちですが、TOEICのスコア別の能力をまとめたものにも「推測ができる」というのはしっかり英語力としてカウントされています。

ナレーションをしっかり理解し、本編でもより多くの推測力をつかい、英語力アップを狙っていくことができます。

英語が分かりやすく、聞き取りやすい

ナレーションは、はじめのころはほとんど主役のメレディス・グレイがやっています。

メレディスの英語は、ゆっくりだし発音もクリアでめちゃくちゃ聞き取りやすいです。

そのうち、他の人がやっている回も出てきますが、ナレーションという特性上、文法が崩れることも少なく、テンポもゆっくりめで、声も落ち着いたものが多いです。

ですから、いずれにしても、本編の会話部分にくらべて分かりやすいし、聞きやすい。

そういう意味で、シンプルに学習にもってこいです。

社会的なメッセージが多い

ドラマというのは、ドラマを通して色んなメッセージを発信してくれているわけですが、グレイズのナレーションには、脚本家のションダ・ライムズふくめグレイズ制作サイドが社会に対してうったえたいことが詰め込まれています。

世間一般ではこう言うけど、実際のところ、違うよね。

人は○○で悩みがちだけど、それって悪いことじゃないんでは?

というような、ドラマで伝えたい意見やメッセージがギュギュっと集約されているのがナレーション部分なのです。

ではなぜそれが学習素材に良いのか?

それはそういった意見を知ることによって「自分の意見を持つ」という感覚が鍛えられるからです。

 

英語を話すこと≒自分の意見を言うこと

英語というのは「意見を述べる」のが得意な言語です。

英語圏(特にアメリカ)では多様性が重んじられることが多く、常に自分の意見をしっかり持つことが重視されます。誰もが自分の意見を持つことや、自分と他人の意見が違うことは当たり前です。

むしろ意見が違っても、しっかりと意見を伝えると、逆にOKと理解してれます。つまり、同じ意見を持つことよりも、ハッキリと意見を持っていて、それを伝えられることがとても重要なのです。

 

アメリカ人って、いつも自分の話してません?笑 (この言い方は偏見だな笑)

誰かの話とか、世間の一般論とか、そんなことはどうでもよくて笑、よくも悪くもずーーーーっと自分のこと話してる。

私はアメリカの文化や考え方が大好きなので、いつも自分の意見をハッキリいうアメリカ人の姿勢もすごく大好きです。

いつも考えがクリアで素晴らしいな、とか、見習いたいなって思ってます。

だけどたまにマシンガン自分トークが止まらない人と行動をともにしたりしていると「いや少し静かにしてるのも楽しいですよ」といいたくなる笑。

まぁそれぐらい、自分の意見オシなのがアメリカ人であり欧米人なのです。

(ヨーロッパの人たちはそこまで主張しない気はしますが、意見はしっかり持っているという国が多いと思います)

 

一方で、日本人は、あまり自分の意見を持つことを重視しない民族です。

そして同じ意見を持つことに美学をもつ傾向があります。それは日本が島国で、ひとつの考え方を正とする風習があり、意見が異なることを嫌うという性質があるからです。

ただそういった特性が、「和」を重んじる素晴らしい精神にもつながっているので、それが悪いということではないのですけどね。

ただアメリカや英語圏とは全然ちがう特性をもっているのが私たちの出どころということになります。

 

英語を使えるようになることは、英語圏の文化や風習を理解し、それを受け入れていく作業でもあります。

自分の意見をしっかり持つことはとても大切であるということを知っておいていただけるといいです。

特に大人になってから英語を学ぶ場合は、日本人としての美徳が他国の文化を受け入れることの弊害になることもありますので、まずはそういう違いがあり、それこそが素晴らしいのだということをハッキリ認識しておきましょう。

ということで戻りまして、このナレーション、そういったグローバルマインドを鍛えるのにとても最適な教材となります。

ナレーションを参考に、自分の意見を考えてみる

軽い気持ちでいいので「自分はこのテーマに対してどういう考えを持っているだろう?」と考えてみてください。

まずはそういうクセをつけることからスタートです。

一般論でも常識でもなく、あなたの意見を育てていきましょう。

そして興味があれば、自分なりに英語で意見をまとめてみても面白いと思います。

あるいはナレーションのフレーズで共感できるものを「いつか人に聞かれることがあったら、こう答えよう」というワクワク感で書き留めておくのもいいですね。

グレイズ・アナトミーのナレーションを使った具体的な英語勉強法

レベル別、目的別でまったく異なりますので一概にコレというものはありませんが、方法としては以下の6つになります。

・聞いて(見て)理解する
・ディクテーションする
・リピーティングする
・オーバーラッピングする
・学んだ表現の、身近な例文を考える
・トピックに対する自分の意見を考える

これらのことを、以下の3パターンのいずれかで実行します。

・字幕なしの英語音声
・英語字幕ありの英語音声
・日本語字幕ありの英語音声

DVDや配信など、この3つのどれもを選べる状況であれば、切り替えながらやるのが良いと思います。

あとの場合は

・字幕が消せないなら目をつぶる
・字幕が切り替わらないなら英語字幕はネットで入手する

などいろいろと工夫して進めていきましょう。

ざっくりと目安に、レベル別の勉強方法のアイデアをお伝えします。

カッコのTOEICスコアはあくまで目安ですので、参考程度にしてください。

レベル別の勉強法①:初心者レベル(TOEIC目安:500以下)

英語も初級、海外ドラマでの英語学習も初心者で、ドラマ全体は日本語字幕がないと理解できないという人。

そういう人は、まずはナレーションだけを学習素材としましょう。そして上に書いた6つから、できる範囲でやりはじめてみましょう。

一番初級のやり方は下記になります。(字幕の切り替えができる前提です)

STEP1:日本語字幕つきで見る(ざっくり意味を理解する)
STEP2:英語字幕つきで見る(意味にあたる英語を知る)
STEP3:STEP2のとき分からない単語や気になる表現などを2〜3個メモしておき、意味や例文を調べる
STEP4:英語字幕つきで一文ずつ一時停止しリピーティング
STEP5:日本語字幕つきで見る(そのまま本編へ)

これでもキツいなと思ったら、STEP3と4を飛ばしましょう。日本語→英語→日本語の字幕順で見るだけです。

英語字幕が速くてついていけないときは、一時停止しながら見ましょう。

そして本編は純粋にドラマを楽しんでください。

というのは、はじめからあまり負荷を大きくすると、続かなくなってしまいます。

ただし日本語字幕を見ながらでも「この日本語にたいして英語はこう言ってるな」というのは意識して聞くようにします。

レベル別の勉強法②:中級レベル(TOEIC目安:500〜800)

日本語字幕で見ながら、少なくともナレーションや日常会話部分はだいたい言っていることがわかるというレベルです。

このレベルの人は、以下のような勉強法がおすすめです

STEP1:字幕なしで聞き、ディクテーション
STEP2:意味のわからない単語や気になるフレーズを調べる
STEP3:日本語字幕つきで見て、ニュアンスをふくめて理解する
STEP4:英語字幕つきでリピーティングまたはオーバーラッピング
STEP5:身近な例に置き換えて作文したり、自分の意見を考えたりする
STEP6:日本語字幕つきで見る(そのまま本編へ)

どうしてもディクテーションできない場合は、STEP1のあとに英語字幕をみて答えを確認します。

英語字幕がない場合は、インターネットから検索が可能ですので、検索してみてください。

また、上記の6つのステップだと負荷が大きいと感じたら、初級のやり方をやってみるか、STEP3と4を飛ばしてディクテーションだけやってみるのもいいと思います。

レベル別の勉強法③:上級レベル(TOEIC目安:800以上)

字幕がなくても、専門用語を除いたあらかたのストーリーが理解できるというレベルです。

STEP1:字幕なしでディクテーション
STEP2:分からないところは、英語字幕で確認
STEP3:字幕なしでオーバーラッピング
STEP4:身近な例に置き換えて作文したり、自分の意見を考えたりする
STEP5:自分が楽しみたい字幕スタイルで本編へ

原則として字幕なしで見て、わからないときは英語字幕→日本語字幕の順番でストーリーを確認していきます。

というか、上級の方は自然とこういうことをなさっているとは思いますので、本当は書くまでもないのですが・・・笑。

 

実際のところ、学習バリエーションは人それぞれです。

海外ドラマで英語を勉強したいからといって、1エピソード45分間ずっと英語に耳をすましたり英語字幕を追ってしまったりすると、絶対といっていいほど続きません。

ドラマが楽しめないどころか、そんな短時間にたくさんの新しいことを詰め込んでも、どうせほとんど忘れてしまうのがオチです。

一方でナレーションだけ学習素材にして本編は自分に合ったやり方で純粋にドラマを楽しむようにすれば、精神的な負担も少ないですし、継続しやすいです。

プラス、自分の身近な例文におとしこんでみたり、自分の意見を考えてみたりすれば、そのナレーションの表現やトピックが自分のものになり、いっそう忘れにくいです。

急がばまわれ。

グレイズ・アナトミーが何より素晴らしいのは「エンターテイメント性の高い上質なドラマ」であることです。

しっかり楽しんで、着実に英語も学んでいくようにしましょう。

学習が続かないと思った人は、そもそもグレイズ・アナトミーが学習に向いてないかも?以下の記事も参考にしてみてください。

海外ドラマの英語学習は無理?続かない5つの理由とその解決法

 

それから、このナレーション部分の言い回しにはスピーチのテクニックとして「うまく意見を主張できる」表現がとても多く使われています。

※なにせこれ自体がスピーチみたいなもんですから

プレゼンやスピーチに備えて文章の組み立て方や表現をストックしていくのもとてもお勧めの学習方法です。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

グレイズ・アナトミーのナレーションは以下の3つの理由で英語学習にたいへん適した教材というお話でした。

・エピソードの概要がわかる
・英語が分かりやすく、聞き取りやすい
・社会的なメッセージが多い

今後、私のお気に入りのナレーションをご紹介してききますので、そちらもぜひチェックしてください。

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グレイズ・アナトミーで英語を独学する概要についてはこちら。

海外ドラマ Grey’s Anatomy(グレイズ・アナトミー)が英語学習に向いている理由とコツ

 

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