英語学習で文法を独学するときに覚えておきたいたった一つのこと。

英語学習で文法を独学するときに覚えておきたいたった一つのこと。

英語学習を独学でやりたいとき、文法はどういう位置づけで勉強していけばいいのでしょうか。

文法がわかるようになっても、英語ができるようになるわけではありません。

これはよく聞くことですよね。

 

しかし一方で、文法はとても大切です。

これもよく聞きますね。

 

一体どういうことなんでしょうか。

 

今日は独学で文法を学びたい人に、一つ、ぜひ知っておいてほしいことをお伝えします。

大切な考え方ですので、ぜひ読んでみてください。

 

そもそも文法って何なの?

こう言われて答えられる人は少ないかもしれません。

 

文法というのは、その言語を使うにあたっての決まりごとをまとめたものです。

いわゆる取扱説明書みたいなものですね。

 

っていうことは、最終的には英語を使うにあたり、文法が理解できていることは必須となります。

 

こんなときには、こんな使い方をします。

こんなとき、こんな表現をします。

ただし、例外もあります。

 

こういったことを、ことこまかに体系的にまとめたのが文法というやつです。

だから文法を知るということは、とても大切なことなんですね。

 

ですが一方で、文法を知っていても英語ができるようにならないという感覚をお持ちの方もいらっしゃるかもしれません。

 

ここでお伝えしたい大切なポイントがひとつあります。

文法というのはあくまでも結果です。

 

つまり、英文法という規則を先に誰かがつくって、それにならって人々が英語をつかっているわけではありません。

人々がどう使っているか?という「生の英語」が先に存在し、それをまとめたものが文法です。

 

ですから当然、時代の流れにそって変わっていくことだってあります。

 

日本語もそうですよね?

たとえば「ら抜き言葉」と言われるような「生きれない」「来れない」といった表現。

少なくとも話し言葉では、これらは日常的になりつつあります。

それを「本来は文法として間違い」ということなんですが使う人の割合があがるほど、それを「間違い」とすることはどんどん微妙になってきています。

 

このように、文法というのは、あくまでも結果なんです。

 

いつもいうことですが、日本人は、英語をひとつの学習教科と捉えることが多いです。

言ってしまえば英語=テストという概念。

 

だから文法が合っているか合ってないかということに、ものすごく執着があるんですね。

 

もちろん、文法は大切です。だって取扱説明書ですから。

だけど、言語の最終目的は意思疎通です。

 

だから、実践の場においては、意思疎通さえできれば文法は間違っていてもいいということになり、そこから「文法がわからなくても英語は通じる」という概念が生まれます。

 

でも反対はありえません。文法さえ合っていれば意思疎通できなくてもいい。こういうことは絶対にないわけです。

 

ということで、文法とは、あくまで実践データを統計した結果である。

感覚的でいいので、これをぜひ覚えておいていただきたいです。

 

文法書で学ばなくても用法は身につく

さてそんな文法を学びたいとき、どうやって学ぶのかという話。

まず文法は、たくさんの実践があるとある程度は自然に身につきます。

その理由は上述のとおり、ただ実践をパターン化して体系化してまとめたものが文法だから、というシンプルな方程式です。

 

実践がたくさんあると、そういったパターンや体系を言葉ではなく体感として身体に叩き込むことができるのです。

 

私の例でいうと、海外ドラマや英語の動画を見まくるうちに大量のデータが頭の中に蓄積されました。

そうすると何が起こったか。

間違った表現に出会ったときに違和感を覚えるようになりました。

 

「こういう表現は普通しない」とか「ここにこれが来るのは不自然」とか。

そういう感覚が鍛えられました。

 

例えば、三人称単数が主語なら一般動詞にはSがつきますよね。

こんなこと、中1のときから知ってますし、テストでもほとんど間違えたことはありません。

 

だけど生の英語をあまり知らないころの私は、会話する場面になるととっさにSが抜けたりしたんですね。ガーン。笑

こんな簡単なことを!と思うけどこれがとっさに出てこない。とっさに間違える。

 

もちろんその場は意思の疎通さえできれば大きな問題にはなりませんが、いくぶんかショックはあります。苦笑

 

ですが、たくさんの生の英語を聴いていくうちに、変化が起きました。

She knows…

He has to…

It feels like…

It sounds…

 

たくさん聞いていくうちに、どういうときにsがつくのが自然かというデータが貯まり、どうなると不自然という感覚も身についたんですね。

 

で、とっさに口に出してみると、口に出した言葉が自分の耳に戻ったときにとてつもない違和感として残る。

「ん?He have?違う違う」という感じ。理屈で考える前に感覚でわかる。

 

そうやって主語と三単現のSの音がセットで身体にしみ込んで、自然とSがついた文章が口をついて出てくるようになるのです。

 

このように、文法は大切ですが、それは文法に使われる「三単現」のような用語や「三単現にはSがつく」という決まりをすべて暗記しなければいけないということではありません。

あくまで文法は結果で、文法書に書いてあるように使えるようになることが大事。

 

まずは基礎的なところだけで構いませんので、なんとなく感覚でわかることをめざしてみてください。

英文法の基礎的な範囲って?

ではその文法の基礎的なところってどこなのかという話。

 

ありきたりですが、ひとまずは中学英語で習う範囲を基礎とするのが良いと思います。

というのは、それ以外に基準とできる大きなラインが今の日本にはないから、というのが大きな根拠ですが。

 

留学情報マガジンのブログ記事に中学英語について、とっても簡潔にまとまっています。

 

ご一読いただき、自分はどこはOK、どこが曖昧、を確認してみてください。

 

まずは現在地の把握です。

 

ファーストステップとしてその文法の法則を「知っている」かどうか

全部知っていると思ったら、ネクストステップは「とっさに使える」かどうか

 

この2つの観点で、苦手なところ、弱いところなどをチェックしてみましょう。

 

不安な項目がたくさんあっても、あまり落ち込まないでくださいね。

わからないことがたくさんあるというのは、伸びしろがそれだけあるということ。

成長の可能性を喜んでください。

 

そのためにも、とにかくまず自分がどれぐらい理解しているのか知ることが重要です。

 

そのうえで、まだ知らないことが結構ある、と思ったら文法書などで学びながら、実践の機会で使い方を確認していく。

この文法について知っているけど使えないなぁ、と思ったら実践の機会を増やす。

 

そんな感じで、少しずつ染み込ませていきましょう。

 

とにかく自分に合った勉強法で

文法といえども、決まった学習方法はありません。

最終的に、ある程度のルールや法則について暗記できている必要はありますが、なにも参考書を読んで覚えることだけが文法の学習ではありません。

 

文法書から学ぶもよし、莫大な実践のリスニングで身体に慣らすもよし。

とにかく自分に合った方法で「これが自然」「これが不自然」という感覚を身につけることが大切です。

 

実際のところは上記の2つを組み合わせてやっていくのが一番、効率が良いと私は思います。

 

実践のリスニングは、リアルな英会話の現場でなくても、私のようにドラマや映画、動画などで十分です。

 

「勉強してる」感があったほうがモチベーションが上がる人は、文法の問題集を1冊買ってそれを解いていきましょう。

問題集を解くことも実践の疑似体験になり、定着を促進します。

 

あるいは、よさそうな参考書を見つけたのなら、それを読むだけでなく、そこに出てくる例文を練習したり書き写したり、身近な例で英作文したりしていきましょう。

あくまで文法事項そのものの用語ではなく、例文を活用するようにしてください。

 

そうやって少しずつデータを蓄積して「これが正しい」という感覚を身につけていていくことが大切です。

それさえできれば「過去分詞」とか「現在完了」とか、むずかしい文法用語を覚える必要はないのです。

これはあくまで説明する人たちが、説明しやすいように名付けたものですから。

まとめ

文法を独学で勉強していくときに覚えておきたいことをご説明してきましたが、いかがでしたでしょうか。

 

文法とは、何なのか。それは取扱説明書です。

つまり実践で使われている用例を集めて統計をとり、それを体系的にまとめて説明したものです。

文法に従って人々が話したり書いたりしているのではなく、人々が話したり書いたりしている法則をまとめたものが文法です。

だから文法は大切ですが、すべてが文法ありきになってしまっては本末転倒。

言語を使う目的は、どんなときも意思の疎通です。その順番を間違えないように学習していきましょう。

 

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